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鷺と雪ー北村薫 

大好きなシリーズ三部作最終刊です。

衝撃のラストに、これで終わりなのか?と寂しく思う半面、一番綺麗かなとも思いました。

ただ、各話の謎が「とりあえず入れときました」程度のショボさなのが残念です。
素敵なシリーズだったので、無理に日常ミステリの形態でなくても良かったかなぁと…


あと、ラストの事件とその伏線も、歴史を知らない人にはさっぱりかもしれませんよね。
主人に聞いたら、名前だけは知ってると言ってました。
日本史を取っていた私も、授業でやった程度しか知らないので、見逃している伏線がたくさんありそう…

これを機会に詳しく調べて下さい。てことなのかしら(>_<)
あの辺りの歴史を勉強し直して、シリーズを初めから読み直したいです!

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玻璃の天-北村 薫 

玻璃の天玻璃の天
(2007/04)
北村 薫

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「街の灯」の続編です。
前作は、作品自体がプロローグ的というか、登場人物の紹介的要素が強く、ちょっと物足りない気がしましたが、こちらは大満足です!さすが北村先生!!やっぱり大好きです。

昭和初期の独特な雰囲気も健在で、戦争の足音がひたりひたりと近づいて来ます。
その中で「あぁ!」と思わず声を上げたのが次の描写。

この年の暮れは、皇太子殿下のご誕生により、常になく華やいだものになった。
ご誕生の二十三日と、命名式の二十九日には、わたし達の学校でも、奉賀式を行った。

12月23日!天皇誕生日!!
今に繋がる史実を見せられ、本の中の物語を今の自分に繋げられた気持ちになりました。


前作では幼さを感じた英子も、少しずつ大人の女性になっていき、彼女の周りも色めいたお話しが出てきます。
英子にも気になる出会いがありましたね。次の作品でどうなるのか楽しみです。

3つの短編中一番好きなのは、「幻の橋」。
長い年月胸に秘めた恋。その恋をそっと支えようとする英子の言葉に、胸が打たれました。
ベッキーさんのスーパーウーマンぶりに感嘆ばかりしていた前作ですが、今作は英子の言葉と心に惹かれました。
英子はとっても素敵な女性ですね。

ベッキーさんの謎も少し出てきて、このシリーズのこれからに目が離せません。
北村先生!!早く、早く続編をお願い致します!


前作も読んでいます。コチラの感想もどうぞ♪
「街の灯」

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街の灯-北村 薫 

街の灯 (本格ミステリ・マスターズ)街の灯 (本格ミステリ・マスターズ)
(2003/01)
北村 薫

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昭和七年、女子女学院に通う英子の新しい運転手は、若い女性だった。
美しく、武芸にも秀で、聡明なのに万事控えめな彼女を、英子はその時読んでいた本の主人公になぞらえて「ベッキーさん」と呼ぶ。
彼女に導かれるように、英子は様々な「不思議」を紐解くようになっていくのだが・・・。

昭和初期の上流階級という特殊な舞台設定の中、士族出身の社長令嬢 英子とその女性運転手のコンビ(?)で謎を解くのですが、表面上穏やかに見える上流階級の暗部や、これから起こる戦争の前触れがチラチラと見え隠れし、作品中に独特な不安な空気を感じました。
スーパーウーマン「ベッキーさん」の正体もこの本の中では全く明かされず、続編の「玻璃の天」を読むのがとても待ち遠しいです。(もしかして、玻璃の天でも明かされないのかな・・・)

お話しが終わったのに、ページがたくさん残っていて、不思議に思ってましたら「北村薫スペシャル・インタビュー」が掲載されていました。
「円紫さんと私シリーズ」の裏話とか(「私」に名前が付いていた事にはビックリ!)、こういったものを読んだ事がなかったので、とっても楽しめました。

それから、挿絵の謡口早苗さんのメゾチントにはウットリです。
北村先生のご本の装丁をよくされていますよね。
私は長谷川潔のマニエール・ノワールが大好きなので(「仮装したる狐」のポストカードは10年以上部屋に飾ってます♪)、謡口早苗さんの白と黒の世界にとても魅せられました。

最近、挿絵がとっても楽しいです。
「玻璃の天」でもありますように!


街の灯 (文春文庫)街の灯 (文春文庫)
(2006/05)
北村 薫

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続編読みました。コチラもどうぞ♪
「玻璃の天」

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詩歌の待ち伏せ(上)-北村 薫 

詩歌の待ち伏せ〈上〉詩歌の待ち伏せ〈上〉
(2002/06)
北村 薫

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「続・詩歌の待ち伏せ」が面白かったので、こちらも読ませて頂きました。
順番違うんじゃない?って感じですが、まあ、それも巡り合わせで・・・。

正直言うと「続・詩歌の待ち伏せ」の方が国語の授業みたいで、面白かったです。
こちらはエッセイ色が強いですね。「オール讀物」で連載していたので、最初は様子見だったのしょうか。
しかし、勿論ただのエッセイではありません。

北村先生が、書店で見かけた宝島社の「VOW」を凄いと購入したり、チョコエッグの図鑑を面白そうだと買って、チョコエッグを少しずつ集め、図鑑の説明と突き合せたりと、思わず頬を緩めてしまうエピソード。

実は、これらは枕詞です。
「VOW」のお話から、どんな詩歌の待ち伏せが待っているかは、読んでのお楽しみということで(笑)
流石、北村先生だなぁ。と感嘆すること間違いなしです。

もしこの本を、手に取る時がありまして、でも「やっぱりいいや」と本棚に返されるなら、その前に是非『十九、「蝶」西條八十』だけでも立ち読みしてください。
本当は、まるっと紹介したいのですが、断腸の思いで『読んで!読んで!是非読んで!!』という宣伝だけでガマンします。

北村先生だからこそ、掬い上げることが出来る詩とエピソード。
上質な短編を読んだ気分でした。



詩歌の待ち伏せ〈1〉 (文春文庫)詩歌の待ち伏せ〈1〉 (文春文庫)
(2006/02)
北村 薫

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こちらの感想も書きました。良かったら読んでください♪「続・詩歌の待ち伏せ」

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続・詩歌の待ち伏せ―北村 薫 

続・詩歌の待ち伏せ続・詩歌の待ち伏せ
(2005/04)
北村 薫

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私は国語が大嫌いでした。
小学生の時の先生によく「貴方の解答は意訳が多すぎる。自分勝手に解釈しないでもっと授業を真面目に聞いて答えなさい」と叱られていたからです。
意訳の意味なんて知らなかったのに言葉を覚えているので、よっぽど何度も叱られてたみたいです(笑)
意味を今改めて調べると「原文の文法や単語にとらわれずに、意味するところ、意図するところを再現する翻訳の手法」とあります。
私の解答は、言語が異なるぐらいかけ離れていたらしいです。


この本は、外国の詩の翻訳や、和歌の現代語訳についての北村先生の国語の授業であり、先生が文学の謎を推理する文学推理小説でもあります。(勝手に断言)

例えば、冒頭ではジャック・プレヴェールというフランスの詩人の「朝の食事」という詩の翻訳を5人並べ、様々なエピソードや文献を紐解いて述べ、また、堀口大學が漱石碑を訪問した時の紀行文の勘違いが、なぜ起こったかを鮮やかに推理したりします。
「六の宮の姫君」を思い出します。先生は文学探偵ですね。

また、訳についてこう述べています。


前の和歌をAとし、後の訳詩をBとするなら、AとBは合同ではあり得ません。《僕》や《あなた》が、この世にもう一人いないのと同じことです。それぞれに唯一無二のものです。――しかし、AとBは内に相似の部分を含むわけです。
こういう点から、詩は訳せないともいわれるわけです。しかし、考えれば世の中で一番多く行われている《翻訳》は、その先にあります。いうまでもない。《読む》という行為がそれです。Aであれ、Bであれ、読者の頭に浮かぶのは、実は合同のAやBではありません。読者、それぞれによって変形されたCなのです。
同じ人物が読んでさえ、年齢や境遇によって、対象Aは、Cのままではいません。DともEともなります。価値あるものが理解できなかったり、逆に新しい見方で作品に価値を加えたりするのです。



あの時、先生がそう言ってくれたら、少しは国語が好きだったのかな。
そんな仕様もない事が頭を過ぎりましたが、今はとにかく自分のCを大切にして、みなさんのDやEを楽しもうと思っています。
せっかくブログや「本を読む人々。」のようなツールがあるのですから。

と、言うわけで同じ本を読まれた皆さま、トラックバックやコメントお待ちしております♪

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