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ゴールデンスランバー-伊坂 幸太郎 

ゴールデンスランバーゴールデンスランバー
(2007/11/29)
伊坂 幸太郎

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金田首相が仙台市内でパレード中に、ラジコンヘリに搭載された爆弾によって暗殺された。
容疑者は、仙台市内に実験的に導入された監視カメラ、音声録音、電波傍受等の機能が搭載された『セキュリティポッド』の活躍もあり、翌日には特定され、その早朝には追い込むまでに至る。
だが、その容疑者 青柳雅春は何者かの陰謀により嵌められた、無罪の人間だった・・・。

自分という存在がどれだけ不安定で曖昧なものなのか、また何気なく享受している情報がいかに第三者によって歪められているのか。
私達が生きている情報社会は、腹を括って真剣に向き合わなければ、どこまでも流されてしまう世界なのだと思い知らされます。
情報操作により四面楚歌に追い込まれた青柳の言葉のとおり、そんなあやふやな『情報』に対抗できるのは、一つだけだと思います。


「ただ、俺にとって残っている武器は、人を信頼することくらいなんだ」


伊坂さんの本はこれで3冊目なのですが、全部一度は挫折しています。
決められた悲劇にまっすぐ敷かれた道を、ただ読み進めるしかないのは本当にツライです。
挫折するたびに、「こんなにツライなら伊坂さんの本はもう読まない・・・」と思うのですが、最後まで読み、決してハッピーエンドではないその結末に納得しています。
すごく不思議です。
その不思議な魅力にやられ、結局また伊坂さんの本に手を出しちゃうんだろうな、私。





「ゴールデンレトリバー」
って、言ってみたかっただけ!(脱兎)



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重力ピエロ-伊坂 幸太郎 

重力ピエロ重力ピエロ
(2003/04)
伊坂 幸太郎

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兄の泉水と弟の春は、父親が違う。
母親がレイプされ、身篭った子ども。それが春だった。

痛いです。つらいです。
先日読んだ「アヒルと鴨のコインロッカー」もそうだったのですが、このお話しも読み進めるのが身を切られるみたいに痛くて、つらいです。
真っ暗なトンネルを進んでいるようでした。

少しずつ出されるカードから、こうなるのではないかという予測。そうなって欲しくない願望。
トンネルを抜けた先に、どちらがあったかは秘密です。

ただ、読んでいる最中強く思ったことは、誰かに傷つけられて、そのことに何時までも囚われてしまうことが一番悔しい。ということです。
どんなに傷つけられても、どんなに血を流し続けても、どんなに醜い傷跡が残ったとしても、そして、それがどれだけ辛くても、平気な顔をして笑っていられる強さが欲しいです。


「ピエロが空中ブランコから飛ぶ時、みんな重力のことを忘れているんだ」


春は、ピエロになれたのでしょうか。
私は、「なれた」と思っています。

重力ピエロ (新潮文庫)重力ピエロ (新潮文庫)
(2006/06)
伊坂 幸太郎

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アヒルと鴨のコインロッカー-伊坂 幸太郎 

アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)
(2003/11/20)
伊坂 幸太郎

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大学進学で引っ越したばかりの椎名は、アパートの住人への挨拶の為、隣人宅を訪れる。
隣人の河崎と名乗る男は、椎名を快く招きいれ、突然「広辞苑を奪うため、一緒に本屋を襲わないか」と切り出した・・・。


このお話しは、椎名視点の現在の話と、琴美視点の二年前の話が交錯します。
アヒル 鴨 コインロッカー ・・・
意味の無い言葉のひとつひとつが、意味がある価値ある言葉になっていき、荒唐無稽なストーリーが、哀しく切ないお話し変わっていきます。

伊坂さんのユーモアセンス、すごく好きです。
椎名のひそかなるツッコミも笑えますし、琴美とドルジと河崎の漫才も逸品です。
悲惨で残酷な面を持つこのお話しを読むにあたり、何時でもユーモアを忘れない四人にとても助けられました。

実は、始めの50ページ辺りで一度挫折をして、読めなくなりました。
動物に対して残酷な人たちが出てくるお話しは、描写が無くともページをめくる手を鈍らせます。
「明日借りたい本があるから、今日これ読まなきゃ」という大変失礼な動機から、再びこの本を手に取りましたが、最後まで読んで本当に良かったです。

誰かが伝えた言葉が、誰かの中で積もって行き、
誰かの何気ない言葉が、誰かの中でひっそりと輝く。

大切な人の言葉を、大事に大事に抱いている様がとても切なくなりました。
言葉が心に残る一冊です。


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