スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

☆ブログランキングに参加しています☆
押していただけると、とっても嬉しいです

FC2ブログランキング

ソロモンの犬-道尾 秀介 

ソロモンの犬ソロモンの犬
(2007/08)
道尾 秀介

商品詳細を見る

大学生の秋内 静は自転車便のアルバイト中に、顔見知りの小学生 椎崎 陽介が交通事故で亡くなる現場を目撃する。
陽介は散歩中に、飼い犬オービーが急に道路に駆け出したのに引きずられトラックにはねられた。
なぜ、忠犬(obedient dog‐オビーディエント・ドッグ)から名を取った通り、陽介に忠実なオービーがそんな行動をとったのか。
人間以外の生き物と語ることができたとされる伝説のソロモンの指輪。それさえあれば謎はすべて解けるのだが・・・

犬の行動学が謎の主軸となっています。
道尾さんの本は「背の眼」に続いて2作目ですが、道尾さん、本当に引き出しが多いんですね。
犬には目が無いのでとても興味深く読みました。

主人公の秋内も、すごくイイ味だしてます。妄想いっぱいで、思ってることがすべて顔に出る所や、生意気な小学生の薀蓄も素直に感心出来る所にも親しみを感じました。(それが狙い?)
構成のオチも、私は結構好きです。
道尾さんの思い通りに、ハラハラしちゃいました。

ただ、一つだけ突っ込ませてください。
道尾さん!忠犬ハチは秋田犬です!!そこは譲れませんよ!


突っ込むところはありましたが、面白かったですjumee☆faceA114


※巻末の参考文献で面白そうな本がありました。
『ダメ男を受け入れたら、あなたのDNAは途絶える』『「若い頃に戻りたい」は負けた人の言葉』など、興味を惹き付けられる題満載です。
気になるので、図書館でリクエストしてみようと思いますv
ミミズに笑われない生き方-野村潤一郎

ミミズに笑われない生き方ミミズに笑われない生き方
(2006/01/20)
野村 潤一郎

商品詳細を見る



スポンサーサイト
☆ブログランキングに参加しています☆
押していただけると、とっても嬉しいです

FC2ブログランキング

上原ひろみ『デュエット』が届きました 

デュエット(初回限定盤)(DVD付)デュエット(初回限定盤)(DVD付)
(2008/01/30)
チック・コリア&上原ひろみ

商品詳細を見る

上原ひろみのニューアルバム『デュエット』が先ほど届きまして、ただいま聴きながら記事を書いています。

初回限定盤をアマゾンで注文したので、DVDがついており、先にこちらを見ました。

っで、思ったことが
初回限定盤買って良かった!!

正直言うと、DVDなんてどうでも良かったんです。アマゾンで予約する時に、こちらの方がCDだけのより安かったという理由だけで、こちらを予約しました。

しかし、ジャズとかセッションとかさっぱり分からない素人の私ですが、その素晴らしさは分かりました。
演奏の間、アイコンタクトをとりながら、互いにおしゃべりしているかのようにピアノを鳴らす様子は、本当に楽しそうで楽しそうで。
見ているこちらまでうきうきしちゃいました。
これは、音だけのCDでは分からないことです。

っで、何が言いたいかといいますと、
「CD買うつもりの人!初回限定があるうちに買ったほうがいいよ!!」

お早めにどうぞ♪

☆ブログランキングに参加しています☆
押していただけると、とっても嬉しいです

FC2ブログランキング

塩の街-有川 浩 

塩の街塩の街
(2007/06)
有川 浩

商品詳細を見る

やっと念願のハードカバー版読めました。リクエストした本が来るのに3ヶ月も掛かったよ・・・orz
文庫版との違いは、登場人物の年齢の引き上げ、秋庭の爆撃シーンの削除。
そして、後日談の追加、とのこと。
本編の修正は、電撃文庫の方針での変更を元に戻したため、ってのが興味深かったです。
ライトノベルは色々ルール(読者に共感が持ちやすい年齢とか、ヒーローの見せ場が必要とか)があるんですね。

後日談ですが、もう「キャーーー!!!」ですよ。
さすが有川さん。甘々・ベタベタを書かせたら右に出る人はいません!
秋庭がメロメロで大人気なくって笑えます。
サブキャラの野坂夫婦や入江のお話も入っていて、ボリュームは本編と同じくらい。
後日談のレベルを超えています(笑)

文庫版では、正直「う~ん」な所があったのですが、ハードカバー版を読んで大満足です。
やっぱり有川さんのお話は、面白いなぁ。


文庫版の感想も書いています。コチラもどうぞ♪

☆ブログランキングに参加しています☆
押していただけると、とっても嬉しいです

FC2ブログランキング

阪急電車-有川 浩 

阪急電車阪急電車
(2008/01)
有川 浩

商品詳細を見る

買っちゃいました。有川さんの新刊。
阪急電車の宝塚駅から西宮北口駅までの電車に乗り合わせた人々の短編集です。
有川さんらしい「キャー!!」な甘々ベタ話、苦い恋の話、ほっこり温まる話、などなどが各駅ごとに綴られていきます。
それぞれのお話しがリンクしており、主人公は次々と変わりますが、各々のお話しは続いていきます。
井上夢人さんの「99人の最終電車」を思い出します。

図書館シリーズでもおなじみの、徒花スクモさんが装画をされていて、お話しのエピソードに出てくるイラストが楽しいです。
そうそう、この本を買われた方、ぜひ図書館で借りた場合、絶対見れないところもチェックして下さいね。「買った人の特権だー!」とちょっと得した気分になれるかも(笑)

勿論これがなくても、全然後悔なんかしてませんよ、買ったこと。
とっても面白かったです。


☆ブログランキングに参加しています☆
押していただけると、とっても嬉しいです

FC2ブログランキング

ゴールデンスランバー-伊坂 幸太郎 

ゴールデンスランバーゴールデンスランバー
(2007/11/29)
伊坂 幸太郎

商品詳細を見る

金田首相が仙台市内でパレード中に、ラジコンヘリに搭載された爆弾によって暗殺された。
容疑者は、仙台市内に実験的に導入された監視カメラ、音声録音、電波傍受等の機能が搭載された『セキュリティポッド』の活躍もあり、翌日には特定され、その早朝には追い込むまでに至る。
だが、その容疑者 青柳雅春は何者かの陰謀により嵌められた、無罪の人間だった・・・。

自分という存在がどれだけ不安定で曖昧なものなのか、また何気なく享受している情報がいかに第三者によって歪められているのか。
私達が生きている情報社会は、腹を括って真剣に向き合わなければ、どこまでも流されてしまう世界なのだと思い知らされます。
情報操作により四面楚歌に追い込まれた青柳の言葉のとおり、そんなあやふやな『情報』に対抗できるのは、一つだけだと思います。


「ただ、俺にとって残っている武器は、人を信頼することくらいなんだ」


伊坂さんの本はこれで3冊目なのですが、全部一度は挫折しています。
決められた悲劇にまっすぐ敷かれた道を、ただ読み進めるしかないのは本当にツライです。
挫折するたびに、「こんなにツライなら伊坂さんの本はもう読まない・・・」と思うのですが、最後まで読み、決してハッピーエンドではないその結末に納得しています。
すごく不思議です。
その不思議な魅力にやられ、結局また伊坂さんの本に手を出しちゃうんだろうな、私。





「ゴールデンレトリバー」
って、言ってみたかっただけ!(脱兎)



☆ブログランキングに参加しています☆
押していただけると、とっても嬉しいです

FC2ブログランキング

獣の奏者Ⅱ王獣編-上橋 菜穂子 

獣の奏者 II 王獣編獣の奏者 II 王獣編
(2006/11/21)
上橋 菜穂子

商品詳細を見る

傷ついた王獣の子、リランを助けたい一心で、王獣を操る術を見つけてしまったエリン。
しかし、王獣は「けっして馴らしてはいけない獣」であることを、エリンは身をもって知ることとなる・・・

王獣と心を通わし、操るという今までのどの獣ノ医術師も成し得なかった術を見つけたため、エリンは王国の争いに巻き込まれます。
それと同時に、人と獣の間のどうしても分かち合えない狭間に苦しみます。


人は、獣は、この世に満ちるあらゆる生き物は、ほかの生き物を信じることができない。心のどこかに、常に、ほかの生き物に対する恐怖を抱えている。だから、己の生を消されぬよう、ほかの生き物に対する恐怖を抱えている。だから、己の生を消されぬよう、ほかの生き物を抑えるために様々な工夫を凝らし、様々な拘束の手段を生み出してきたのだ。
武力で、法で、戒律で、そして、音無し笛で、互いを縛り合ってようやく、私達は安堵するのだ・・・・・・。
生き物の性に目を凝らしても、見えてくるのは、こういう虚しさだけなのだろう。


苦しみ、絶望した先にあったものは何か・・・。
物語のすべてがこの結末のためにあったのだと思い知らされます。


☆ブログランキングに参加しています☆
押していただけると、とっても嬉しいです

FC2ブログランキング

獣の奏者Ⅰ闘蛇編-上橋 菜穂子 

獣の奏者 I 闘蛇編獣の奏者 I 闘蛇編
(2006/11/21)
上橋 菜穂子

商品詳細を見る

戦闘用の獣 闘蛇の獣ノ医術師の母と暮らす少女、エリン。
ある日その闘蛇が何頭も一度に死んだ。
その責任を問われた母は処刑され、助けようとしたエリンも村を追われ、孤児となる。
死にかけたところを蜂飼いのジョウンに助けられ、その養い子となったエリンは、山中で野生の王獣と出会い、魅了される。
神々が王に王権を授ける印として、天界から遣わしたという聖なる獣、王獣の医術師になろうと決心するエリンだったが・・・

上橋さんの極上ファンタジー再びです。
こうした独自の世界観を持ったファンタジーが書けるのは、作家であるとともに、やはり文化人類学者でもあるからなのですね。
この闘蛇編は、その世界観を説明する部分も多く、多少盛り上がりに欠けますが、エリンの成長を丁寧に描くことで、物語の結末への伏線が縦横に張られていきます。

獣ノ医術師を養成する学舎で、傷つき死に掛けた王獣の子どもと出会ったエリンにどんな運命が待ち受けているかは、王獣編で明らかに!


☆ブログランキングに参加しています☆
押していただけると、とっても嬉しいです

FC2ブログランキング

カーの復讐-二階堂 黎人 

カーの復讐 (ミステリーランド)カーの復讐 (ミステリーランド)
(2005/11)
喜国 雅彦、二階堂 黎人 他

商品詳細を見る

講談社の「かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド」の一冊です。
言わずと知れた怪盗アルセーヌ・ルパンのミステリ。「813」が大好きな私には堪らないです。

彷徨うミイラ男、謎の暗号文、虫が入る隙間もない密室、秘密の通路と隠し部屋・・・。
く~~!並べるだけでワクワクします。
小学生の時、図書館で借り、ドキドキしながら読んだ本を思い出します。
古典的なこれらの題材は、やはり魅力的ですね。

でも、このお話のルパンに、ちょっと「う~ん」な感じです。
死んだ人間の部屋を探って、ダイヤをちょろまかしたり、裏帳簿を見つけ、恐喝や脅迫の材料にして「金を絞れるぞ」とか言ったりと、どうも私のルパンのイメージと違うような・・・。
原作を読んだのは、遥か昔なので、間違ってるかな。

ドキドキワクワクして楽しかったので、ルパンの格好良い怪盗紳士っぷりを、もうちょっと見たかったな、と思いました。


☆ブログランキングに参加しています☆
押していただけると、とっても嬉しいです

FC2ブログランキング

ワーキング・ホリデー-坂木 司 

ワーキング・ホリデーワーキング・ホリデー
(2007/06)
坂木 司

商品詳細を見る

「初めまして、お父さん」
元ヤンのホスト、沖田大和はホストクラブで勤務中に小学5年生の少年、進にそう声を掛けられた。
昔付き合っていた彼女が、大和に告げずに産み育て、進には「父親は交通事故で死んだ」と教えていた。進は偶然見つけた大和の写真から、実の父親であることを知り、「一緒にいたい」と押しかけてきたのだ。
ホストクラブから宅配便ドライバーに転職した大和と、あだ名は「お母さん」という所帯じみた小学生進の、ひと夏の生活が始まる・・・。

坂木さんのミステリ部分がないお話です。
以前から書いて欲しかったので、満足~jumee☆faceA114
短気なヤンキー父さんと、ケチ臭い小学生の心暖まるお話で、二人の絡みが楽しかったです。

でも、大和が可哀想です。
母親の由希子は、ヤンキーでムチャばかりする大和に苦労し、失望し、愛想をつかして別れたのですが、父親から子どもを、子どもから父親を、母親の一存で奪うのは残酷だと思います。
由希子、小さい進と一家団欒をする夢をみて、落ち込む大和が切なかったです。

古本屋さんで見つけ購入したのですが、『特別便「ホリデーとホテルと僕」』が付いていなくてガッカリ。
どうにか読む手段は無いのかなぁ~。


※引きこもりシリーズのあの方が名前だけですが、ゲスト出演してましたね。
気づかないだけで、他にも色々あるのかな?


☆ブログランキングに参加しています☆
押していただけると、とっても嬉しいです

FC2ブログランキング

フリーター、家を買う。(Web版)-有川 浩 

誠治は大学を卒業して、就職するが、社風に馴染めず3ヶ月で退社。
そのままフリーターになって、アルバイトで小遣い程度を稼ぐほぼニート状態に・・・。
しかし、家族に問題が起こり、問題解決のためには「新しい家」が必要。
フリーター誠治はそのために立ち上がる。

有川さんのWeb連載小説です。昨年末に完結いたしました。
1月18日までの限定公開なので、未読の方はお早めに『日経ネット 丸の内Office』へどうぞ。
※このリンク先は削除されております。

ベタ甘が有川さんの作風ですが、今回はあまり色恋はありません。
しかも、家庭問題や精神病など、難しい問題を扱っており、甘々を期待される方には「ちょっと・・・」なお話しかもしれません。

でも、このお話面白かったです。
プライドばかり高いフリーターの誠治が、少しずつ己を省みて、家族の支え、再び繋がりを作っていきます。
問題が現れる前半はつらい場面が続きますが、後半フリーターからクラスチェンジ(笑)をして誠治は働き出し、重い前半から一変、元気で明るいお仕事話になっていき

☆ブログランキングに参加しています☆
押していただけると、とっても嬉しいです

FC2ブログランキング

怖い 絵-中野 京子 

怖い絵怖い絵
(2007/07/18)
中野京子

商品詳細を見る

キノベス2007で7位の本です。
本屋さんでチェックしていた本だったので、さっそく図書館で借りてきました。

作品を眺め、何を感じ、何を思うか。
それが作品を鑑賞する中で、一番大切だと思っていますが、そこに作品や、作者の時代背景や解説が入ると、がらりと作品から受ける印象が変わる時があります。

こちらの本では、作者や作品を丁寧に解説することで、名画の中にひそむ人の悪意や狂気を浮かび上がらせ、作品の『怖さ』を際立たせています。

例えば、印象派エドガー・ドガの代表作『エトワール、または舞台の踊り子』(サルヴァスタイル美術館より)は、一見華やかなバレリーナを描いた美しい作品に見えます。


ところで、バレエだが、現代の我々はこれをクラシック・バレエと呼び、紛れもない芸術のひとつに数えている。必然的にバレエ・ダンサーを芸術家と見なし、ドガの描くこのエトワールをアンナ・パヴロヴァだのマイヤ・プリツェスカヤだののように思い、バレエを習う少女についても、裕福な家庭の子どもたちのお稽古事のようにかんじてしまうのではないだろうか。
そうではないのだ。


時代背景や、作者自身のバックを知るだけで、美しい作品がくるりと裏返り、陰鬱な雰囲気を滲み出す。
作品の本当の『怖さ』にぞっとします。

ジャンルは絵画についての解説書になるかと思いますが、それほど絵画に興味のない方にも面白く読んでいただけると思います。
絵画の、というより、むしろ人間の『怖さ』が書かれた本だと思いました。


☆ブログランキングに参加しています☆
押していただけると、とっても嬉しいです

FC2ブログランキング

モップの魔女は呪文を知ってる-近藤 史恵 

モップの魔女は呪文を知ってる (ジョイ・ノベルス)モップの魔女は呪文を知ってる (ジョイ・ノベルス)
(2007/06/15)
近藤 史恵

商品詳細を見る

清掃人キリコシリーズ第三弾です。

史恵さんの登場人物はいつもギリギリの所へ追い詰められて、くたびれてる人が多いです。
読んでいると、どんよりした気分になりがちなのですが、こちらのシリーズはキリコのお陰で、どんよりもサッサッとキレイにしてくれます。

でも、キリコは決して完璧な人間ではないです。
失敗や間違いもするし、落ち込んで泣いてしまうこともある。
そんな所もキリコの魅力なのだと思います。
(しかし、何時もオシャレなキリコですが、ゴスロリもお召しになるのですねwww)

今回エセ動物好きの私が、バッサリと殺られましたのは『愛しの王女様』

大学進学で、上京し一人暮らしを始めた奈津。
友達も出来ず、一人暮らしに慣れず、つまらない日々に鬱々としていた時、ペットショップのガラスケースの前で、ひとめで恋に落ちる。
相手は、垂れた耳が可愛いスコティッシュフォールドの子猫。
奈津は子猫に『プリンチペッサ(イタリア語で王女様):愛称プリン』とひそかに名前を付け、22万もする『愛しの王女様』を飼うために、朝から晩までアルバイトをすることに・・・。

奈津のプリンに対する盲目的な愛情は、動物を飼ったことがある人には覚えのあるものです。
しかし、そんな愛情をバッサリ袈裟懸けで殺してくれる結末。
ちょっと予想はついていたのですが、それでもやっぱりつらかったです。


可愛がって、抱きしめて、キスをして、そうしたかったのは本当だけど、でもそれだけではない。
「一緒にいて、つらいことも、苦しいことも一緒に分け合いたかった。人間を好きになったときと同じです」



欲しがるだけで、最後を看取らなかった私には痛いお話しです。
それでも、希望のある終わり方に、救われます。


このシリーズの既刊の感想です。こちらもどうぞ♪
「天使はモップを持って」
「モップの精は深夜に現れる」

☆ブログランキングに参加しています☆
押していただけると、とっても嬉しいです

FC2ブログランキング

モップの精は深夜に現れる-近藤 史恵 

モップの精は深夜に現れる (ジョイ・ノベルス)モップの精は深夜に現れる (ジョイ・ノベルス)
(2005/02)
近藤 史恵

商品詳細を見る

清掃人キリコがオフィスの謎を解明する「天使はモップを持って」の続編です。
既刊のネタバレがありますので、ご注意下さい。

「天使はモップを持って」の大介視点から、色々な問題を抱えた人々の視点に変わりました。
仕事がうまくいかない、家族とぎくしゃくしている、信頼している人に裏切られた、恋人に二股かけられ振られてしまった。
ありがちかもしれないけれど、心が擦り切れてしまう出来事。

俯きがちになった時、キリコはモップの精のように現れ、顔を上げて前を向くきっかけを与えてくれます。
キリコはけして、憂いをすべて消してくれるわけではありません。
もうちょっとだけ、がんばろう。
そう思えることが、生きていく上で必要な事なのだと思います。

大介とのその後は?と気になっていましたら、最終話で再び大介視点がありました。ほっjumee☆faceA54
結婚すると、相手を好きなだけではやっていけない現実が待っています。


不思議だよね。結婚しているってことは、この先ずっと、ふたりで一緒にいるという約束のはずなのに、なんかそういう意味がどんどん薄れていく感じ。でも、結婚するってことがそういうことなのかなとも思います。
毎日舞い上がってばかりじゃきっと疲れてしまうものね。



単調な毎日に、気が付けば『どうして一緒にいるのか』を忘れそうになる時があります。
時には立ち止まって、相手と向き合うことは、きっと大切なことだと思います。

このシリーズは、他の史恵さんのお話同様、傷口を抉られるようなリアルで繊細な描写がある反面、とても読みやすいです。
ですので、年末の大掃除からの逃避で、この本を読ませていただきましたが、巻末の史恵さんのあとがきに、笑ってしまいました。

そして、わたしは、あの本のあとがきを書いていたときと同じように、ぼんやりと机の前に座りながら、天使が下りてくるのを待っている。

2004年 十二月末 大掃除を前にして                      近藤史恵


私に掃除の天使が舞い降りてくれたのは、続きの「モップの魔女は呪文を知っている」を読んだ後でした(笑)


☆ブログランキングに参加しています☆
押していただけると、とっても嬉しいです

FC2ブログランキング

背の眼-道尾 秀介 

背の眼背の眼
(2005/01)
道尾 秀介

商品詳細を見る

児童失踪事件が続く白峠村に、観光に来たホラー作家の道尾は、そこで『――レエ・・・・・オグロアラダ・・・・・ロゴ・・・・・』という不可思議な声を耳にする。
大学時代の友人で「霊現象探求所」を開く真備に相談しに行くと、彼の元に届けられた白峠村付近で撮影された4枚の心霊写真を見せられる。
そこに写った人物の背中には人間の眼が写っており、その人物達は全員数日後に自殺をしていたのだ。
果たして、これらは関連があるのか、そして本当に霊による現象なのだろうか?


私は、ホラーや怪談が全然ダメダメな人間です。
ですので、道尾さんのこちらの作品を気になりつつも二の足を踏んでいたのですが、じっちゃんさんまーめさんにオススメいただいき、読みました。

読んで良かったです!面白い!!
冒頭はバリバリのホラーで、ドキドキしましたが、「霊現象探求所」の真備のスタンスが『本当の霊を見つけるために、不可思議な事象が本当に心霊現象か検証する』だと分かって一気に期待が高まりました。

不可思議な現象があった場合、『不思議だから心霊現象だ!』とか、逆に『心霊現象なんてありえないから、絶対プラズマが原因だ』とか、決め付けるわけではなく論理的に検証する。
そういった姿勢、とても好みです。

文庫版の解説で、「京極堂シリーズ」のオマージュだと書かれていましたが、私はどちらかと言うと小野不由美さんの「悪霊シリーズ」を思い出しました。
京極堂は「この世には不思議なことなど何もない」ですが、「背の眼」じゃ、不思議なことありまくりですもん(笑

ホラー・怪談全く駄目な私もワクワクしながら読めましたから、怖いものが苦手で躊躇されていた方!もしくは「悪霊シリーズ」が大好きな方!
良かったら、手に取ってみてください。
とっても楽しめる作品ですよ。


背の眼 上 (1) (幻冬舎文庫 み 11-1)背の眼 上 (1) (幻冬舎文庫 み 11-1)
(2007/10)
道尾 秀介

商品詳細を見る

背の眼 下 (3) (幻冬舎文庫 み 11-2)背の眼 下 (3) (幻冬舎文庫 み 11-2)
(2007/10)
道尾 秀介

商品詳細を見る

☆ブログランキングに参加しています☆
押していただけると、とっても嬉しいです

FC2ブログランキング

2007年大好きな本 

あけましておめでとうございます。
今年の9月からはじめましたこちらのブログも、無事年を越すことができました。
ひとえに、いらっしゃって下さった皆様のお陰です。
ありがとうございました。

年を越したということで、2007年に読み、ブログで感想を書いた本の中で、特に大好きになった10作品を選んでみました。

こちらのブログの中で感想を書かせていただきました本は、どの本も面白く、大好きな本ばかりなのですが、それでは収集がつかないので、がんばって10冊に絞ってみました。
(順番は、ブログで紹介した順です)


配達あかずきん-大崎 梢

配達あかずきん (ミステリ・フロンティア)配達あかずきん (ミステリ・フロンティア)
(2006/05/20)
大崎 梢

商品詳細を見る

ブログをはじめるきっかけの一冊です。(一番大きなきっかけは、実は酔った勢いだったりします・・)
本好き、書店員、元書店員の心をぐっと掴んじゃったシリーズですね(笑)
この本で、大崎 梢さんという素敵な作家さんを知ることが出来ました。
続編の「晩夏に捧ぐ」や「サイン会はいかが?」、「片耳うさぎ」「天才探偵sen 公園七不思議」と、他の既刊も大好きなのですが、代表してこの1冊を上げさせていただきます。


シンデレラ・ティース-坂木 司

シンデレラ・ティースシンデレラ・ティース
(2006/09/21)
坂木 司

商品詳細を見る

引きこもり探偵のシリーズが有名な坂木 司さんですが、この本が一番大好きになりました。
坂木さん、もっと恋愛色が強い方があうのでは?と思った一冊です。


風が強く吹いている―三浦しをん

風が強く吹いている風が強く吹いている
(2006/09/21)
三浦 しをん

商品詳細を見る

この本で、直木賞を取って欲しかった。
と思った、しをんさんの代表作の一つになり得る作品です。
どちらかというと、しをんさんのエッセイが好きなのですが、これを読んで、しをんさんの小説ももっと読みたいと思いました。


図書館戦争―有川 浩

図書館戦争図書館戦争
(2006/02)
有川 浩

商品詳細を見る

図書館シリーズを代表してこの一冊です。
甘々大好き!な私には堪らないシリーズでした。
スピンアウト作品も発売されるそうですし、未読の作品がまだあるので、来年もたっぷり有川さんの作品が読めるかと思いますと、今から楽しみです。


一瞬の風になれ―佐藤 多佳子

一瞬の風になれ(全3巻セット)一瞬の風になれ(全3巻セット)
(2007/06)
佐藤 多佳子

商品詳細を見る

青春小説って、面白かったんだ!と知った一冊です。
積読本の中で「しゃべれどもしゃべれども」が控えており、ワクワクしています。


サクリファイス―近藤 史恵

サクリファイスサクリファイス
(2007/08)
近藤 史恵

商品詳細を見る

最初に近藤史恵さんの本を読んだのは「賢者はベンチで思索する」でしたので、それとの違いに驚きました。
ですので、この本を読んでから他の史恵さんの本を読まれた方も驚かれるかも・・・。

先日参加したmixiでの史恵さんのコミュの紹介に「繊細な心理描写があまりにもリアルすぎて、凹んでいる時に読むとますます凹んでしまう」とあり、ウケたのですが、私はそういう史恵さんのファンです。


続・詩歌の待ち伏せ―北村 薫

続・詩歌の待ち伏せ続・詩歌の待ち伏せ
(2005/04)
北村 薫

商品詳細を見る

北村先生の言葉には、本当に感銘を受けます。
小説ではなく、こういった本を読むと先生の広さと深さをいっそう感じます。


DIVE!!(上・下)-森 絵都

DIVE!!〈上〉 (角川文庫)DIVE!!〈上〉 (角川文庫)
(2006/06)
森 絵都

商品詳細を見る

DIVE!!〈下〉 (角川文庫)DIVE!!〈下〉 (角川文庫)
(2006/06)
森 絵都

商品詳細を見る

「SSスペシャル'99」を読み返した私は、バリバリの要一ファンですよ。ええ。
映画も見る気まんまんです。
ひさびさに、登場人物に入れ込みました(笑)


夏目友人帳-緑川 ゆき

夏目友人帳 1 (1) (花とゆめCOMICS)夏目友人帳 1 (1) (花とゆめCOMICS)
(2005/10/05)
緑川 ゆき

商品詳細を見る

悩みましたが、マンガも入れちゃいます。
とっても面白く、切なく、泣けました。
ぶちゃいくな外見で、暗黒な内面のニャンコ先生が大好きです。


モノレールねこ-加納 朋子

モノレールねこモノレールねこ
(2006/11)
加納 朋子

商品詳細を見る

短編集なのに、どの作品の大好きになりました。
加納さんのお話をもっともっと読みたいです。


こうして見返すと、我ながら分かりやすい読書傾向です(笑)
これからも、たくさん本を読んで感想を書きたいと思っておりますので、よろしくお付き合いお願いいたします。



☆ブログランキングに参加しています☆
押していただけると、とっても嬉しいです

FC2ブログランキング

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。