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卵のふわふわ-宇江佐 真理 

卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし (講談社文庫)卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし (講談社文庫)
(2007/07/14)
宇江佐 真理

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のぶは北町奉行所で同心をしている椙田忠右衛門の息子、正一郎に嫁いで6年が経つ。
その間、二度子供を身篭ったが、二度とも流れてしまい、子が成せず居た堪れない思いをしており、その上、夫の正一郎はのぶに酷く冷たい。
舅の忠右衛門や姑のふでには、可愛がられているが我慢が出来ず、のぶは遂に実家に帰ってしまうのだが・・・

不器用な夫婦のすれ違いを中心に語られる江戸人情物で、素朴な食べ物たちがそれぞれのお話しを彩ります。
事件などが起こりますが、のぶ視点のため、比較的穏やかに話が進み、読んでいる方は事件より、二人の行く末にハラハラしてしまいます。
しかし、話の中心のはずの夫婦より、のぶと舅の忠右衛門二人の方が仲良しで、正一郎立つ瀬無し!と思いながら読んでいました。

宇江佐さんのお話しは初めてなのですが、とても読みやすく面白かったです。
是非他のお話しも読みたいと思いますが、何時なるかなぁ・・・(遠い目)



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砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない-桜庭 一樹 

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)
(2004/11)
桜庭 一樹、むー 他

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中学生の山田なぎさは、中学を出たら自衛隊に入り、早く社会に出たいと思っている。
だから、生活に打ち込む、本当の力、『実弾』にしか興味はない。
転校してきた海野藻屑は「自分は人魚だ」とか「十月三日に大嵐がくる」など空想的な弾丸、『砂糖菓子の弾丸』を撃ち続ける虚言癖のある少女だった。
そんな藻屑に何故か懐かれてしまい、振り回されながらもなぎさは藻屑と親しくなっていくのだが・・・

初桜庭さん本です。アンソロジー「Sweet Blue Age」で短編は読みましたが正直ちょっと印象になかったです。
しかし、最初の1ページ目の『衝撃的な結末』でいきなり物語に捕らえられました。

決められた残酷な結末にひたすら向かっていく形式のお話しは、読んでいても気が重く、正直あまり好きではないのですが、そんな私でさえ惹きつけて離さないストーリーにただただページをめくるだけでした。

可愛い表紙に二の足を踏んだ方!ご安心ください。文庫の後に単行本でも発売されています。
これなら胸張ってレジに、カウンターに持ってけますね。



砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet
(2007/03)
桜庭 一樹

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ラットマン-道尾 秀介 

ラットマンラットマン
(2008/01/22)
道尾 秀介

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『ラットマン』とは、ネズミとも人の顔とも見えるトリックアートのことである。
アメリカ、バッファロー大学での実験で90%もの人間が、人の顔をいくつも見たあとではラットマンを人の顔に、動物の絵をいくつも見たあとではネズミだと思った。
人は思い込みによって、容易に騙されてしまう。

騙されました。やっぱり騙されちゃいましたよ。
警戒してるのにやられちゃうんですから、道尾さん本当に上手いです。
残りのページ数で、今後の展開を予測しようとする私は、2時間ドラマの俳優さんのランクで犯人を見極めようとする母親並に、間違ってると思いますが、それでも最後のどんでん返しはヤラレました。
やさしい、でも切ない結末です。

道尾さんの本は、これで4冊目ですがこのお話が一番上手に騙されました。
騙されたい方!オススメです!!


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自分を構成する本たち 

モザイク

いつもお邪魔しているブログ『ヘタレオオカミの文庫生活』のヘタレオオカミさんに面白いソフトを教えていただきました。
画面をクリックして、拡大してみてください。

今まで読んだ本たちで、私は出来ています。jumee☆faceA112

ブログをはじめてから読んだ本が中心なので、150冊分くらいしか使っていないです。
そのうち、覚えている限りの本の表紙を使って、作りたいです~~

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片眼の猿-道尾 秀介 

片眼の猿 One‐eyed monkeys片眼の猿 One‐eyed monkeys
(2007/02/24)
道尾 秀介

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盗聴専門の探偵事務所『ファントム』の探偵、三梨はある企業の産業スパイの仕事中、殺人現場を盗聴してしまう。
その時の状況で一番疑わしいのは、この仕事のため新たに雇い入れた夏川冬絵なのだが・・・。

終盤で明かされる様々な真実に、「そう来たか」と騙される喜びを感じました。
予測外の結末は、、ミステリ好きにはたまりません。

ただ、ハードボイルド系の探偵ものがあまり好きでないのと、登場人物達にどうも愛着がわかず、途中テンション下がってしまいました。ちょっと、納得出来ないところもありましたしね。

それでも最後が良かったので、本自体には満足しました。
ミステリは終わり良ければ、ほとんど良しになっちゃうジャンルです(笑)



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フラワー・オブ・ライフ-よしながふみ 

フラワー・オブ・ライフ (1) (Wings comics)フラワー・オブ・ライフ (1) (Wings comics)
(2004/04)
よしなが ふみ

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花園春太郎は、白血病のため入院していたが移植が成功し、1年1ヶ月遅れで高校に入学してきた。
入院時に、無菌室で暇つぶしにイラストを書いていたため絵が上手く、漫画研究会に入部し、春太郎は今までの鬱憤を晴らすかのように、高校生活を満喫する。

SNSで教えていただいた『漫画大賞』にノミネートされていました(ってか、よしながさん3作品もノミネートされてるwww)。
文句なしに面白い漫画です。

春太郎を中心とした高校生達が、文化祭で劇をしたり、友達とショッピングをしたり、クリスマスパーティをしたりと、とても楽しそうに遊んでいます。漫研部員が中心なのでオタク話多しですが(笑)。
私も、自分で漫画を書いたりコミケに行ったりはしませんが、オタクな自覚があるので、素直に爆笑しました。

しかし、そんな高校生の楽しいお馬鹿話で終わらないのがよしながさんです。
最後に出てくる『フラワー・オブ・ライフ』の意味。
これまでのお話しがこの題名のための伏線だったことを突きつけます。
ラストシーンで伝わってくるしんとした切なさは、よしながさんだからこそ出来る表現だと思いました。

正直言うと、評判が高い『大奥』より好きだったりします。
オススメの漫画です。



フラワー・オブ・ライフ (2) (Wings comics)フラワー・オブ・ライフ (2) (Wings comics)
(2005/05/25)
よしなが ふみ

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フラワー・オブ・ライフ (3) (Wings comics)フラワー・オブ・ライフ (3) (Wings comics)
(2006/04)
よしなが ふみ

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フラワー・オブ・ライフ 4 (4) (WINGS COMICS)フラワー・オブ・ライフ 4 (4) (WINGS COMICS)
(2007/05)
よしなが ふみ

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動物園の鳥-坂木 司 

動物園の鳥 (創元推理文庫)動物園の鳥 (創元推理文庫)
(2006/10/11)
坂木 司

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ひきこもり探偵鳥井真一とその友人坂木司の元に、栄三郎と安次郎から相談が寄せられた。安次郎がボランティアで働いている動物園で、野良猫の虐待事件が頻発しているというのだ。
その事件を調べるうちに、二人は自分達の過去の傷に直面することとなる。
そして、坂木はある一つの決断を下すのだが・・・。

ひきこもり探偵シリーズ完結編。初の長編です。
このシリーズに出てくる人たちは皆傷を抱えています。
いじめにあい、ひきこもりになってしまった鳥井を初め、それを助けようとした坂木さえも。

「青空の卵」「仔羊の巣」、そして「動物園の鳥」を経て、少しずつ鳥井の交友関係は増え、行動範囲は広がっていくのですが、シリーズが終わっても正直鳥井が劇的に変わった印象はありません。坂木とのべったりな関係もさほど変わらず継続していくでしょう。

しかし、それは当然なのだと思います。
二十歳過ぎた大人が、性格や考え方をそうそう変えることは出来ませんし、仕事や生活を気軽にも変えることも難しいです。
そしてなにより、受けた傷は簡単には治りません。
触れられれば声をあげてしまうような傷は、何年経ってもじくじくと痛み、すぐ治ることはありません。
かさぶたになり、新しい皮膚が出来ていき、やがて触られても痛みを我慢出来るようになったとしても、そうした大きな傷は大きな傷痕を残します。
そして、その傷痕が引き攣れ、昔どおりに動けなくなる事もあります。

傷をたちまち治ることはありません。でも、少しずつなら治るところもあるのです。
鳥井も坂木もこのお話の中で、その傷が傷痕も残さず消えて無くなるなんてことはありませんでした。
しかし、このお話しがここで終わっても、これからも二人は傷と向い合い、少しずつでも治していき、そして彼らとその友人たちが、暖かい食卓を囲むことは変わらないだろうと思える結末はとても暖かい気持ちにさせてもらえました。


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仔羊の巣-坂木 司 

仔羊の巣 (創元推理文庫)仔羊の巣 (創元推理文庫)
(2006/06/17)
坂木 司

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ひきこもりの友人鳥井真一が風邪を引いた。
看病に奔走する中、坂木司は同僚から、同期の女性の様子がおかしいと相談を受ける。
探偵鳥井に頼れないワトスン坂木は、慣れない推理をめぐらせるのだが・・・。

覆面作家である坂木司さんを女性なのでは・・・、と考えるのはこんなお話しを読んだ時です。
「青空の卵」での巣田さんが告白した、性的な対象として受ける理不尽な被害と、被害者なのに非難されることへの憤りもそうですが、「仔羊の巣」で佐久間さんが堰切ったように吐き出した疑問。


ねぇ、生きていくってなに?仕事ってお金のための手段?結婚しなきゃいけないの?結婚したら、子供を産まなきゃいけないの?人生ってなに?書かれたあらすじをなぞるだけの時間なの?いくつになったら、なにをしなくちゃいけなくて、いくつになったら、なにを諦めなくちゃいけないの?
ねぇ、教えてよ!



どこにぶつけていいのかさえ分からないこの疑問は、ある程度の年齢になった女性なら誰もが持つものだと思います。
男女平等だと言われ、働くことを許されながらも、生物として女性が必ず要求される事柄。
矛盾が私達を苦しめます。

これら女性特有の悩みは、男性も知識として知ってはいても、本当の意味で共感することは難しいと思います。
ましてや、小説のテーマとして用い、女性からの共感を得られることは困難なのではないでしょうか?

もし、坂木さんが男性だったら、私はこの固定観念を捨てなければいけませんね。
まぁ、北村薫先生の時も思い切り間違えたので、あまり自分を信用していないのですが(笑)



※この本で紹介されている「うなぎパイ」の見学工場が浜松にあります。
お近くに来ることがありましたら、寄ってみてください。うなぎパイミニを貰えますよv
◆うなぎパイファクトリー◆


うなぎパイミルフィーユ
ここでしか食べられない『うなぎパイミルフィーユ』。パイとアイスを一緒にフォークで食べるのは困難です。

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青空の卵-坂木 司 

青空の卵 (CRIME CLUB)青空の卵 (CRIME CLUB)
(2002/05)
坂木 司

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坂木さん、再読中。

外資系の保険会社に勤務している坂木司の友人、鳥井真一はひきこもりだ。
中学の時のいじめが原因で、ほとんど外出せず、仕事も在宅で出来るプログラマーの職につき、買い物はほとんどネットで済ましてしまう。
坂木は、そんな鳥井を少しでも外出させようと、並外れた観察眼と推理力を持つ彼の元に、街で出会った不思議なことを持ち込む。
それらの事件がきっかけで、出会う人々。
二人だけだった世界が少しずつ広がってゆく・・・。


このシリーズの一番の魅力は、話しが進むにしたがって増えていく登場人物たちです。
この「青空の卵」だけでも、男嫌いの巣田さん、視覚障害者の塚田君とその友人の安藤さん、坂木のお客さんで年上の友人の木村さん、などなど・・・。
短編集なので、その度出てくる人物が変わるのは普通なのですが、このシリーズは前のお話に出ていた人が、次のお話しでも出てきて「ふしぎなポケット」の歌みたいに次々と登場人物が増えてきます。
年齢、性別、生活環境、価値観など全く違った彼らが、坂木・鳥井という二人きりの閉ざされたコミュニティに、一人また一人と増え、彼らが一緒に食卓を囲む様子は不思議と心が温まります。

正直、坂木と鳥井のベッタリ感に、はじめは辟易したのですが、「仔羊の巣」「動物園の鳥」と読み進めていくなかで、この歪んだ関係が少しずつ変わっていく様を描くのが、このシリーズの中心なのだから、最初は抵抗があって当然なのかな、と思いました。
増えていく友人らが、この二人の在り様を、すんなり受け止めているのには疑問を感じましたが・・・jumee☆faceA109
彼らも脛に傷を持つ身だからなのかもしれませんね。

3冊すべてを読み直したのですが、以前このシリーズを読んだ時とは違った印象を持ちました。
そのあたりを中心に感想を書きたいと思います。


青空の卵 (創元推理文庫)青空の卵 (創元推理文庫)
(2006/02/23)
坂木 司

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ピクトさんの本-内海 慶一(日本ピクトさん学会) 

ピクトさんの本ピクトさんの本
(2007/04)
内海 慶一

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キノベス2007で10位の本。キノベスのセレクト、面白いなぁ。


「ピクトさん」とは、公共の施設などで多く見かけられる記号化された人物のことである。ピクトさんは常になんらかの被害を受けている。「ピクトさん」という名称はピクトグラム=pictogram(絵文字)に由来しているが、それだけではない。「ピクト」はすなわち「被苦人」であり、ある種の労苦を強いられている者、という意が込められている。
(日本ピクトさん学会HPより)


『日本ピクトさん学会』というHPで紹介されている写真、コメント等を抜粋して書籍化したものです。
街角で見かけたピクトグラムの写真を、『公共の場でみんなに啓発するため頑張っているピクトさん』という視点のコメントと共に読んでいるうちに、段々ピクトさんになんともいえない愛着と同情を感じてきます。

スイスの氷河や大阪のユニバー○ルスタジオで転んだり、エスカレーターやドアで頭を打ったり、ダンプや電車にはねられたり、指がちょんぎれたり・・・
二色しか使ってないのに、頭は●なのに、哀愁ただようピクトさん。

好きだ・・・jumee☆faceA111

街で見かけるピクトさん達を、思わずチェックするようになってしまいました(笑)


興味がある方はHPを見てみてください♪
『日本ピクトさん学会』


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川の光-松浦 寿輝 

川の光川の光
(2007/07)
松浦 寿輝

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クマネズミの親子、タータとチッチとお父さんは、川辺で楽しく暮らしていた。
しかし、ある日突然、川が工事でなくなってしまうことに・・・
タータ達は次の住む場を求め、川の上流を目指して旅立った。


クマネズミの親子たちの冒険譚なのですが、次々起こる危機を、知恵と勇気と友情で乗り越えていきます。
助けてくれる友達がまたみんな良い感じです。
ゴールデン・レトリバーのタミー、ドブネズミのグレン、ロシアンブルーのブルー、スズメの親子、モグラの親子、田中動物病院の先生、小学生の圭一君、爺さんネズミ。
特に好きなのが、タミーです。


「やあ、ぼくはもうお座りも伏せもできるんだよ。ゴロンもできるんだよ。こないだ海に連れてってもらったんだよ。ずいぶん泳げるようになったんだよ。でもぼくは女の子なんだよ。ぼくの名前はタミー」(中略)
「そお?凄いかな?」と言いながら跳ね起きた。「凄いかな?凄いかな?凄いかな?」と繰り返し、ぴょんぴょん跳ねながら体をその場でぐるりと一回転させ、またお座りの姿勢に戻って問いかけるようにタータをじっと見下ろした。


ゴールデン・レトリバーがしゃべれたら、きっとこんなこと言ってるね!と思える表現に思わず笑ってしまいます。
あまりのリアルさに感心していましたら、どうやらこのタミー、松浦の飼い犬タミーがモデルだそうです。どうりで(笑)

小さな小さなネズミ達が一生懸命生きているさまにひどく心を惹き付けられます。
『一寸の虫にも五分の魂』
そう子どものころ教えられましたが、毎日の生活で思い出すことはほとんどありません。
相手を思いやれる想像力が、今の私達に一番必要な力なのかもしれません。

ちょっと長いですが、是非子どもに読み聞かせしたいお話です。


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