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賢者はベンチで思索する―近藤史恵 

賢者はベンチで思索する―近藤史恵

Rutileさんのブログ「道草読書のススメ」を拝見し、面白そうだったので、図書館で借りて読みました。


七瀬九里子は就職浪人でフリーター。実家に住んでいるので、食うには困らないが将来への不安が何時も付きまとう。
弟も浪人2年目で勉強もせず、ほとんどひきこもり状態だ。ある日九里子は夜中に家を抜け出す弟に気が付き、最近近所で多発している犬虐待事件に関わりがあるのではと不安になっていく・・・。


日常ミステリの3篇で1冊になっており、このシリーズの探偵役、国枝老人の謎もシリーズを通して明らかになっていきます。
あまりミステリ色は強く無く、どちらかというと登場人物の心象風景にスポットがあたっており、特に主人公九里子の心の描写が胸に迫ります。


とりあえず、友達と遊ぶお金くらいはバイトでまかなえる。なんでもとはいかないけど、好きな服も少しなら買える。
とりあえず、今日のところは笑っていられる。
それでも、いつも頭の真ん中に、どうしようもない疑問が陣取っているのだ。
明日はどうするの?と


九里子だって、このままでいることはできない。なにか変わらなければ。
そう思うのだけど、最初の一歩をどこに向かって踏み出せばいいのか、見当もつかないのだ。


私も、大学を卒業して就職した会社を1年半で辞めてしまい、実家に戻ってニート状態だった時がありました。
目標もなく、収入もなく、今後の算段もなく、日がな一日ぼーっと過ごす毎日。
これからどうすればいいんだろう。
そう焦っても、自分が何をしたいのかも、何を頑張ればいいのかも分からず気持ちばかり急いていました。

年月が経ち、この本を読んでその時の自分を振り返ると、当時がなければ今の自分はいないのだと冷静に受け止められます。大した成長は出来ていないので偉そうな事は言えないのですが、あのどうしようもない自分も決して無駄ではなかったと思えるようになれて良かったです。



こちらの小説は先述のとおり、Rutileさんのブログを拝見し、読んだ本なのですが、とても面白く、当たりの小説を教えていただけて、Rutileさんには本当に感謝!です。
損得抜きの批評が読め、面白い本に出会うきっかけが増える。これがブログの醍醐味なのかなぁと感じた一冊でした。


※続編も読みました。こちらもどうぞ♪ 「ふたつめの月」



賢者はベンチで思索する賢者はベンチで思索する
(2005/05/26)
近藤 史恵

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