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月魚―三浦しをん 

月魚 (角川文庫) 月魚 (角川文庫)
三浦 しをん (2004/05)
角川書店
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古書店『無窮堂』の主 真志喜と、卸専門の古本屋 瀬名垣は幼馴染だ。
ある田舎の旧家で主人が亡くなり、蔵書を売りたいと言う依頼が瀬名垣の元に来る。
瀬名垣は真志喜と共に出向くが、そこで二人を待っていたものは、お互い触れることが出来ずにいた過去の傷だった・・・


私は、サイン本や稀覯本には特に興味が無く、古書が馬鹿高い値段で取引されることに少し抵抗を感じます。
ですが、この本に出てくる古書を巡る人間模様はとても魅力的です。

蔵書の持ち主である主人に先立たれた妻が、真志喜にどうして本を売ろうとしたのか尋ねられた答えが印象的でした。


「蔵の二階をご覧になったでしょ。あそこはあの人の脳みそ同然です。あそこにある本が、そのままあの人の知識となり感性となり思考回路となった。どんなに脳みそを解剖するよりもたしかに、あの人の脳の中身があそこに形になっています」
(中略)
「他の誰にも、あの人の脳みそを渡したりはしない。細胞レベルにまで粉々にして、原型を留めぬほどバラバラに売ってくださいな」


私は小説を読んでいる時、なぜかゴクゴクと水を飲んでいるイメージがある、と「一瞬の風になれ」の感想で述べたのですが、本を読むとそれが自分の一部になっている気がしています。
それらの本がどの様に自分の一部になったのかを、ブログで少しでも残せたらと思います。


古書の魅力が散りばめられたこの本は、しをんさんの純文学風の作品の割に好きなのですが、BLっぽくておおっぴらに人には勧められません・・・。
私は大丈夫でしたが、苦手な方からその部分で拒否されるには惜しい気がします。

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