スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

☆ブログランキングに参加しています☆
押していただけると、とっても嬉しいです

FC2ブログランキング

黄色い目の魚―佐藤多佳子 

黄色い目の魚黄色い目の魚
(2002/10)
佐藤 多佳子

商品詳細を見る

学生の頃、年上の女性に「恋愛は学生時代に満喫していた方がいいよ。社会人になったら『好き』って気持ちだけで付き合えないからね」と言われたことがあります。
自分が社会に出ると、それは恋愛に限らないと知りました。
恋愛だけでなく、人付き合いには少なからず打算や計算が付きまといます。
ただ、その人に惹かれ、好きになり、一緒にいるようになる人間関係は学生の、特に高校の時代の特権なのかもしれません。


主人公のみのりと悟は、絵で繋がっています。
悟はみのりをずっと書き続けるのですが、それは周りが騒ぐような色恋のせいではなく、その在り様を絵に書き表したいという欲求のためです。
悟はただ、みのりの姿をじっとまっすぐみつめ、描き続け、そしてみのりはそんな悟を見守ります。
そんな二人にはつまらない打算や計算などは無く、お互いと絵があるだけです。

この二人の対称かのように、恐らく多くのしがらみや過去に縛られた大人の男女も出てきます。
まっすぐにお互いをみつめる二人と、身動きの取れない彼らを並べてみると、大人たちの関係がひどく遠回りな、臆病なものだと感じられます。


主人公二人の、小学生から高校生までを描いたこの作品には、その時々の感情を思い起こさせられました。
あの頃のキリキリした感情を我が事のように思い出せる私は、三十路になってもまだまだ大人になれないお子様のようです(笑)



黄色い目の魚 (新潮文庫)黄色い目の魚 (新潮文庫)
(2005/10)
佐藤 多佳子

商品詳細を見る
スポンサーサイト

☆ブログランキングに参加しています☆
押していただけると、とっても嬉しいです

FC2ブログランキング

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://arazomef4987d.blog118.fc2.com/tb.php/38-8bc3e061

『黄色い目の魚』 佐藤多佳子

このもどかしい思いを伝えたいのに 日本のYA作家といえば、あさのあつこ、森絵都、上橋菜穂子などが有名だが、このジャンルの先駆けともいえる佐藤多佳子の存在を忘れてはい...

  • [2007/10/18 21:19]
  • URL |
  • 本虫のふん |
  • TOP ▲
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。